葉隠れに狭庭の柚子の色づきぬ  淑子
秋雨の夜は街灯光るのみ     倉太
尺八の流るる野点薄紅葉     裕子
鹿の群草食むときは争はず    柳影
松手入まづ天辺の空拡げ     豊治
老妻と子供に返り葡萄吸ふ    元二
せんべいを買ふや擦り寄る鹿の数 操
葛城は指呼の牧場や秋高し 修三
松手入すみたる御苑逍遥す 明美
禅院の静けさ破る鵙高音     千枝子

大学のポプラ高々馬肥ゆる    あきひろ
屈み聴く水琴窟や木の実降る   一宏
十字架のごと首伸べて鳥渡る   雅紀
末枯れや外人墓地に遠汽笛    隆雄
紅色のゲートル巻きて馬肥ゆる  恵子
草虱犬の尻尾につき易し     多美子
看板の倒れしままに崩れ梁    とめ子
紅葉狩父の健脚あなどれず    節江
新松子待合室に置かれけり    正勝
野菊咲く通学路なる造成地    ロジー


10月2009
   
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