青梅の旅 小川辰也
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御岳渓谷 多摩川の上流、武蔵御岳神社のある御岳山の麓で、JR青梅線の御岳駅を中心の渓谷で上流〜下流へ約2時間の遊歩道が渓谷の両岸に作られている。 この渓谷を渡る橋は七つあるが殆んど吊橋で車の通れるのは御岳橋一つだけ。JR御岳の駅から御岳ケーブルまでバスがこの橋を通って走っている。 上流に向かい右岸の遊歩道を歩く。渓谷は岩がごつごつという感じではなく、岸辺の野焼きの煙が立ち込める様は普通の谷川と変わらない。
約20分歩くと鱒の釣り場があり、2〜3人の釣り人がいたが今年は水が冷たく、鱒はまだ小さいという。 もう少し上流に、御岳美術館(入館料500円)がある。 たましん歴史美術館の分館として1993年に開館し、明治,大正、昭和の近代日本の美術を展示。2階建で小さいながら多彩な画が展示されていた。
ここから下流に少し帰り神路橋という吊橋で対岸にわたる。この道のすぐ先に武蔵御岳神社の一の鳥居がある。ここを川沿いに下り都営の多摩川発電所を過ぎると御岳橋に出る。この橋の袂の川沿いに玉堂美術館(入館料500円)がある。玉堂がこの地に10年過したのを記念し、吉田五十八氏設計で1961年4月に建てられたもので、平屋建石庭のある瀟洒なたたずまい。だが展示されている作品は少ない。子供のころの画が展示されていたがこれがまた素晴らしい。すべてが生き生きしている。文学を含め芸術の分野で大家になる人は若いときから抜き出ていると感心。 ここからもう少し下流に櫛かんざし美術館、寒山寺がある。 ゆっくりまわるには3時間は見ておきたい。 百選の渓流の鱒釣りにけり 辰也 渓谷に野焼の煙立ちこめり 辰也 |
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吉野梅郷 JR青梅線の日向和田駅から二俣尾駅までの多摩川南側東西4キロメートルに広がる地域が吉野梅郷と言われる。このなかに梅林は大小無数にある。
吉川英治記念館も梅林の北側の二俣尾寄りにある。 今回は一番南で且つ一番大きい市営梅林の「梅の公園」(入園料200円)を訪ねた。パンフレットを見ると、山の斜面を利用した、約4ヘクタールの敷地に120品種、1500本の梅のある自然公園となっている。 遊歩道は坂道を登り降りをくり返しつつ眺めますが、白梅と紅梅の入り混じった景色は圧巻でした。ゆっくりと廻って1〜2時間という所でしょうか。 今年の観梅はこれで十分と、終わりとしました。
紅白の綾なす谷戸や梅の里 辰也 梅郷は九十九折りなる遊歩道 辰也
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平成17年3月