信州の旅 小川辰也
|
長岡から姫川温泉へ 信州への旅の出発点は越後長岡。丁度中越地震の10日前の16年10月13日の昼である。 此処でレンターカーを借り、運転手2名、ナビゲター1名の恒例の3人旅が始まる。 秋雨や戊辰の役の古き墓 辰也 このあと北陸道に乗り一路糸魚川へ、此処まで来ると晴れてくる。 今日の泊まりは新潟長野の県境にある姫川温泉。少し早めに着き早速露天風呂。宿はフロントが2階,露天風呂は1階から少し下り川の近くにある。ちょろちょろと出る湯に青空を眺めながらゆっくり入る。 天高し硫黄の匂ふ露天風呂 辰也 |
|
塩の道 翌日は晴天。糸魚川街道沿いに一路南下する。この渓谷は越後と信州を結ぶ塩の道になっていて、急峻な山の尾根つたいに塩の道が続いている。 この道が姫川沿いに下りてきた所が小谷村の栂池高原。此処に昔の塩の道と塩を運んだ牛と牛方の牛方宿が記念館として残っている。塩の道が残っているのは1kmくらい、車前草のしげる石畳(石ゴロ)の道で、その途中に数多くの石仏が百体観音として祀られている。この観音の裏に広がる薄原が逆光で鮮やかに映え素晴らしかった。 姫川の源流は豊富な湧き水である。
|
|
白馬 ジャンプ台 此処から少し南の白馬村には国際スキージャンプ場が聳えている。芝スキーで冬に備えての訓練が続いていた。皆定点を越えて飛んでいたが、テレビでみるのと大違い,豆粒が飛んでくる感じがした。 |
|
高瀬ダム
大町市に入り豊科三湖を過ぎて高瀬渓谷に入る。この渓谷の奥に高瀬ダムがある。このダムの奥の山は北アルプスの蓮華岳、この山の西側には黒部ダム(関電)東側には高瀬ダム(東電)が造られており、発電所はどちらも地下にすっぽり入っている。黒部ダムは堰堤式であるが高瀬ダムはロック式で石を積み上げている。 高瀬渓谷を上りダムの手前に来ると一般の車は通行禁止で、通れるのは東電の車かタクシーとなる。そこで車を置いてタクシーに乗る。ダムサイトまで約10分(料金は4000円/台)。黒部のような湖面の広さはないが,囲む山並の急峻さで深く感じた。 送電線は見えないが、発電所の大きなビルが地下に埋まる、紅葉の始まりかけた渓谷である。
|
|
この渓谷をおりると安曇野である。安曇野は道祖神とわさびの里であるが、これはスキップして一路松本へ。地図で見て50分予定していたが、カーナビに任せると20分で宿につく。今日の宿は浅間温泉。 |
|
八島ヶ原湿原 翌日は快晴。通勤ラッシュの中 美ヶ原に向う。ビーナスラインという広い道を走る。標高約2000m遠く八ケ岳を望む。富士山は合間に小さく見える。 此処から霧が峰に向う。途中八島ヶ原湿原による。広大な湿原で周囲に遊歩道も続いている。 行秋や湿原の水細りたる 辰也
|
|
白樺湖 白樺湖に行く途中車山に登る。スキーのリフトを二段乗り換えて頂上につく。見晴らしはよいが吹きさらしで寒い。 白樺湖畔で昼食。紅葉がきれい。このあと女神湖、蓼科湖と湖の梯子。見てみればどれも同じよう。最後に横谷渓谷の乙女の滝を真下から仰ぎ見る。 カーナビに任せし旅や山紅葉 辰也
諏訪大社 諏訪大社上社本宮にお参りする。門前町はそれほどでもないがお社は古色蒼然といかにも大社の趣を感じた。一の柱、二の柱が立ててあった。 大社の御柱祭の張り紙はいたるところで見た。御柱祭の時の諏訪の町の騒がしさが推測された。
諏訪退茅野の町は物静かな田舎町の感じ。駅について、さて食事といっても食べる店もなく、弁当を売っている店を探すのが大変だった。 この茅野で3日間の走行距離400kmの旅を終わる。 |
平成16年10月