第139回 虹の会 小岩菖蒲園吟行



令和1年6月16日
参加者9名
天気
句会場小岩アーバンプラザ




   

◇江戸川駅を降りるとすぐ小岩菖蒲園の看板が目に入り、角を曲がると目の前が江戸川の土手。青空の下、河原に広がる色とりどりの菖蒲に目が洗われるようだった。(章子)

◇めったに乗ることのない京成線で少し不安でしたが、着いた菖蒲園は今が盛り、白と紫の菖蒲が咲き誇っていました。(とめ子)

◇広広とした河川敷の解放感、鉄橋を渡る京成電車、青々とした土手、それに真青な空。これまで見てきたどの菖蒲園とも違う味わいです。(瓔子)
◇夜来の雨が止み、一転して快晴の江戸川菖蒲園。まばゆいばかりの日射しと今を見頃の花菖蒲群に圧倒されました。(昌子)

◇昨日の雨は嘘のように晴れあがり、真夏のような吟行日和となった。娘の亜紀がはじめて吟行をした。どんな句が出来たやら、やたら気にかかった。(隆雄)



◇梅雨晴間どころか、快晴の真夏日でしたが、川原は川沿いの風が涼しく四阿は快適だった。
今日十六日が菖蒲祭の最終日でお天気ともども好運であった。(周雄)

◇初めての吟行でした。晴れて青空の広がる風の気持ちのよい日になり、祖父が見守ってくれているように感じました。”対象物をじっとながめて、語り掛けてくるものを待つ”と父に教わりました。
ながめていると眠くなって・・・。あっという間に〆切になり、長いようで短い、菖蒲のことだけを考える4時間でした。豊かな時間ですね。(亜紀)

◇昨夜の雨もすっかり上がり、梅雨の晴れ間の太陽が嬉しい。菖蒲にかこまれ、”精”になった気分で廻りました。(加容子)

◇花菖蒲は満開、紫と白のグラデーションがすばらしい。しかし、句にはなかなか詠みきれず苦吟するばかり。(隆雄)

◇菖蒲を囲むように四阿が配してあり、ゆったりと落ち着けました。江戸川の風が心地よかったです。(章子)

◇園内の手入れ作業の方のお話しでは、菖蒲の花は三日の命とか。花の間引きが悲しい。(千里)

◇江戸川の豊かな水を引く菖蒲は生き生きとして元気を戴きました。(昌子)


◇思いのほか人出もあり、親子で網を持ち、池の生き物(ヌマエビやおたまじゃくし)を捕る微笑ましい景も多く見られました。(千里)

◇江戸川は梅雨の出水で土色となり、増水気味。対岸の岸辺は釣り人が並んでいた。(隆雄)



小路智壽子先生選

川風を受く夏萩の揺れ激し瀬戸とめ子
江戸川に菖蒲園てふ船着場荻野周雄
たゆたふは江戸川の水菖蒲園岸本隆雄
入道雲流る眼下の草野球宮本昌子
河川敷氷菓の幟はためけり木賀加容子
川風に領巾振るごとし白菖蒲岸本隆雄
照りつける日に倦怠の白菖蒲伊藤瓔子
花の香を運ぶ川風菖蒲園岸本隆雄
江戸川の青き土手背に菖蒲園伊藤瓔子
釣船の舫ふ江戸川梅雨晴間池田章子
すれ違ふ互ひの日傘閉づる路地小山千里

 
参加者のひとこと
苦吟なれど楽しい一時を過ごす事が出来ました。幹事の皆様お世話戴きありがとうございました。(昌子)
河川敷からの川風も涼しく、楽しく吟行しました。季語がいっぱいでしたが、句には出来ぬまま時間切れとなってしまいました。(とめ子)
小岩アーバンプラザは立派な施設でした。一階にあるレストランからケーキセットを出前してもらい、楽しい句会となりました。(瓔子)