四時随順

第二句集 昭和52年〜63年の作品


松過ぎの事業怒濤のごとく寄す

椰子の実とすすむ日あらむ流し雛

春山はげに丸々と虚子を恋ふ

忌に参じ虚子に恥ぢざる句を詠まむ

尖塔がチーズの工場夏の山

瓢の笛母郷恋ひつつ吹きにけり

イエス手をかざすがごとき枯木かな

不即不離三十年や賀状書く

音高くくづるる年を惜しみけり

去年今年南十字の旅に在り
序詞 高浜虚子 千原草之
発行 平成6年9月20日
発行所 角川書店
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